※このプロットは作成途中の物です。完成品ではかなりの部分で変更が入る可能性があります。

※執筆プロットになるかどうかは、現状では不明です。

※登場人物は現状で1名しか設定していません。

ミュージック・コア(仮)


・主題
いつも通りだ、問題ない。世界観は全くの独立。

音ゲーメインです。若干バトル入ります。


・年代
西暦2011年8月~9月
(ゲームが稼働したのは2011年4月~だが、その部分に触れるのは導入のみ)

・導入部
西暦2011年4月、異色の音楽ゲーム『ミュージック・コア』が稼働する。このゲームはゲームセンター
以外にも、CDショップやファミレス、果てにはコンビニにまで設置されていた。

注目されているのは設置されている店舗の多彩さだけではなかった。今までの音楽業界ではありそうで

なかった革新的とも言える音楽配信システムを持っていた。

それは、楽曲管理団体へ申請等が必要になる手続き等を『ミュージック・コア』が一括で行い、盗作の疑

い等がなかった場合に『ミュージック・コア』でプレイ出来る曲として登録出来ると言う物である。

(音楽ゲームの楽曲として登録であり、CD販売等は別ルートになる)


その一方で『ミュージック・コア』独自の音楽文化が誕生し、楽曲管理団体の楽曲を使用する音楽ゲームと
は大きな隔たりが出来た事で、『ミュージック・コア』のプレイヤー層と他の音楽ゲームをプレイする層で
勢力が出来てしまうのであった。

そこには、謎の法人『MC』の存在があった。

・起(時代設定等)
2011年8月、音楽業界は一部の超有名アイドルが日本政府を吸収、歌謡曲や演歌等の需要が少ないジャ
ンルを廃止し、J―POPが政府公認で市場を独占する時代となっていた。需要が少ない事を廃止に結びつ
けるのは…と一部から反対の声があったが、買収によって反対の声を黙らせた。
(週刊誌報道でも買収の事実が…と言う記事が多数あったが、政府が『事実はない』と宣言している)

更には、一部の政府公認アーティスト以外がCDを出す場合には高い税金をかけると言う法案も成立した。
これは政府の赤字国債が2500兆円という単位まで膨らみ、何とかして赤字国債を減らそうと考えていた
為である。
(別カテゴリーの増税も検討されたが、この方法が反対意見もなく税金を集められると判断された)


そんな時代で音楽を出そうとする場合は、2択しか存在しなかった。

ひとつは、高い税率で100万枚を売らなければ赤字になるような状態の中で政府公認でCDを出すか…。
(政府公認アーティスト枠は既に全部埋まっている為、政府に申請して出さなくてはならない)

もう一つは、『ミュージック・コア』に登録して赤字にはならないレベルでの利益のみで活動するか…。
(印税の半分は『ミュージック・コア』の筐体運営維持費に回される)

それぞれのアーティストは、音楽業界で生き残る為にも究極の選択をしなくてはならなくなっていた。

稼働から4ヵ月後、『ミュージック・コア』の独自音楽文化は予想外の所で注目を浴びる結果となっていた。
多くのアーティストは謎の法人『MC』へ楽曲の審査をしてもらうのだが、彼らは政府公認ライセンス曲と
同じような流れの曲を『ミュージック・コア』で出す気はない、と彼らの申請を大量に却下する。

『ミュージック・コア』でも、多くのアーティストが活動休止をする流れを止める事は出来なかった。それ
でも彼らの審査に合格した人物もいた。その中の一人、七月零は元々ビジュアル系バンドでデビューをして
いたのだがメンバーと楽曲に関して考えが一致しなくなった事を理由にバンドを脱退、その後は同人音楽で
自分の考えで作った楽曲を多数制作し、バンド時代とは比べ物にならない程の人気となっていた。

そんな彼女は『ミュージック・コア』の噂を聞き、自分の楽曲を受け入れられるのか…と挑戦をし、わずか
2日の審査で楽曲が採用という展開となった。

しかし、それでも零は納得をしていなかった。本当に心を揺るがすような音楽は表舞台からは一掃されてし
まった…。今あるのは、自分の地位名声や金目当てで動くような芸能事務所に所属する芸能人ばかり…。そ
んな彼らはアーティストとはもはや呼べない。

彼女は『ミュージック・コア』に新たなバトル機能を追加するように提案、謎の法人『MC』も零の話を聞
いてやってみる価値があると判断し、ここに音楽業界の未来をかけたバトルが始まろうとしていた。


・承(起を受けて、物語が進む)
バトル機能自体は、企画段階で零が提示した物とは全く違うバトルモードが実は組まれていた。その没案を
零に見せた上で、どんなバトルモードを入れるかを提案してもらう事になった。

零が冗談で「プレイヤーがダメージを受けると衣装が脱げるとか…」と言った所、その路線でやってみよう
と言う事になり、バトルモードは女性限定という仕様になった。男性もバトルモード自体はプレイ出来るが
モード自体は別物となる。

数日の内に衣装もあっさりと用意され、あまりの手際良さに零が驚く。それもそのはず、実は用意された衣
装は没案で使用する予定だったバトル用コスチュームだったのである。それを今回のバトルモード用に改良
した物が、零の前に用意された一式なのである。

バトルモード実装告知から早くも5日が経過、挑戦者がこのまま不在となれば折角の追加モードも…と思わ
れたが、それを払しょくするかのように最初の挑戦者が現れた。



・転(状況が大きく動く)
「神は言っている。現状では割愛すると」

・結(物語の結末)
2011年9月、一連の事件は該当アーティストが大量に検挙されると言う展開で幕を閉じた。その原因は
芸能事務所による政府乗っ取り計画が判明したからである。

謎の法人『MC』にも捜査が及んだのだが、既に事務所があった所はもぬけの殻だった。それだけではなく
『ミュージック・コア』の筐体も搬出されていて証拠が一切残っていなかったのである。

その後、零のスマートフォンからの通話記録等で謎の法人『MC』の正体が判明するが、その正体を知った
政府は調査を途中で打ち切ったのである。その一方で同時に進められている芸能事務所による政府乗っ取り
計画に関しては操作が続行される。

零がいつも行っているゲーセンとは違う所へ行ってみると、そこには『ミュージック・コア』が置かれてい
たのである。しかも、「新機種入荷」として告知されている。これはどういう事か…と零は店員に尋ねると
「メーカーから新機種の告知があり、その告知を受けて入荷した」という話が得られた。

改めて、店員からもらった申込用紙を見ると、そこには申し込み締め切りが2011年4月…。



>用語説明
・『ミュージック・コア』
ライセンス曲が一切入っていないオリジナル曲オンリーの音楽ゲーム。開発したのは謎の法人『MC』。

『ミュージック・コア』としても雰囲気に合わない楽曲や政府公認ライセンス曲は収録しないと決めてい
る為、この作品に収録される事自体が名誉とされている。
#(収録曲的には、既存作品の例を出すならば弐寺+DJMAX TECHNIKAのような感覚)

画面構成は縦長画面で、プレイの基本システムとしては配置されているノーツをスクロールバーが来た時
にタイミング良く触れるタイプ。
#(縦長画面でTECHNIKAをプレイするような感覚)

スクロール方向は任意で変更でき、一部でカスタマイズ要素もあるる。
(両方とも上から下へバーが降下するタイプにする事も、斜め上から斜め下へバーが…というカスタマイズ
も一応可能)

・謎の法人『MC』
非営利法人ではない、謎の法人。本当に看板に謎の法人と書いてある。『MC』は『ミュージック・コア』
の略称ではなく、ミュージック・カウンターの略らしい。

表向きは、音楽ゲームであり自家発電機にもなる『ミュージック・コア』をレンタル業務や宣伝活動。

裏の顔は、『ミュージック・コア』を新たなる発想や可能性を持ったアーティストを発掘、新たなる音楽
シーンを日本に起こす事。その為のミュージック・カウンター(音楽の反撃)という略称である。
(実際は当初の想定とは違う部分で反撃をする事になったが…)

・バトルモード
素体コスチュームにアーマーのCGをかぶせる形のコスチュームが、ゲーム中のスコア等に応じてアーマー
が消えていき、最終的には素体コスチュームになるという…システム。
(例えるならば、クイーンズブレイドのアレ)

男性の場合は、ゲーム画面の一番上に表示されるダメージゲージがアーマーの代わりになる。

>登場人物
七月零(なつき・れい):女 23歳
元々はビジュアル系バンドとしてキーボード担当だった。何曲か作曲も担当したが、他のメンバーと曲イ
メージが合わない等で対立する事も何度か…。遂には対立したままではバンド活動に支障が出ると判断し
て脱退を決意。

その後、バンドは4ヶ月後の音楽業界再編の影響で解散に。しかし、彼女はバンドが解散したのは残念に
思う一方で今の音楽業界では…と言う思いはあった。

バンド解散後に『ミュージック・コア』に関する噂をネットで手に入れた。その時には既にバンドの関係
者としてではなく同人レコードを出す同人作曲家となっていたのである。

自分の楽曲がどれほど受け入れられるのか挑戦した所、2日後には採用の通知が届く。しかし、彼女はそ
れだけでは満足していなかった。音楽業界は既に完全に崩壊し、切磋琢磨しあった頃の面影は既に消えて
いたのである。再び、音楽業界を取り戻す為にも謎の法人『MC』に『ミュージック・コア』の新機能追
加を直訴、バトル機能が実装される流れに。

バトルコスチュームは自分でデザインした物(システムはMCが作成)を着ている。